草模様

※ 英語とコンピュータの接点

 そもそも、何故にコンピュータ・システムと英語をサポートする事を考えたのか?について自分の職歴を基に
説明をさせて頂きたい、と思います。

 日本では、満12歳で中学に入学した時から高校を卒業するまでの間、とりわけ高校受験や大学受験という
ビッグイベントの前には力を入れて英語も勉強させられます。しかしながら多くの人が大学等に進学後には、
英語を専門的にやる人とそうでない人に分かれてしまいます。
 とりわけ私が専門とするコンピュータ・システムのエンジニアリングの世界では、殆どの技術者たちが「英語は
どうも・・・」とか難色を示したり、高校卒業時点でやっと苦手の英語におさらば出来て、得意で好きなコンピュ
ータの世界に入ったのに、何で今更英語をやらなければならないの?という気持ちで居ます。
そこには幾つかの要素が含まれている様に思います。

1. 学校での英語教育が極端に文法指導に偏り、文法の専門用語を覚えるだけでも理解が困難であった。
その為に英語から逃げ出したい、という一心だった。
2. 受験勉強で毎日させられた勉強が高校生にとっては興味が全く起きない様な、極端に難解な内容の英
文で、さらに綺麗で正しい日本語に和訳しないと点数を貰えなかった為に英文を楽しんで読む習慣が全く
なかった。
3. 所謂理科系志望組みに組み込まれた為に受験対策として、最小限必要な(英語による失点を防ぐ為の
ノウハウ)しか英語を勉強していないので実践力が全くない。
4. 高校時代以降の英作文において、教師が直近に学習した最も高いレベルの単語やイディオム・文法を
使って書かないと正解と採点しない頑固者だった為に、英文を書いたり喋ったりする際に過剰に神経質に
なってしまう。
等々が挙げられるのではないでしょうか?

 かく言う私とて、大学を卒業して最初の会社に入社した頃までは全てに該当する典型的な国内企業に勤務
するサラリーマンでした。ところが入社後4年目に大きく人生を左右する出来事が、2つも同時に私の身の回り
に起きたのです。
 一つは最初の3年間勤務した部署から、その部門向けの社内業務アプリケーションシステムを、設計・開発
する社内情報システム部門に転勤になった事です。そしてそれまでに企業内のシステム設計など全く経験の
なかった、所謂ズブの素人に近い私が転勤になった理由は、その9ヶ月後に会社が外資系の同業種企業と
合併する為だったのです。当然の事ながら海外の親会社との交流も増えますから、英語の勉強もシステムの
勉強と合わせて日々取り組まなければなりません。
 そうした時期に思った事は、コンピュータ・システムの世界は殆どの専門用語が元々は英語なので、仕事に
関して英語でやり取りするのはさほど困難ではないだろう。これは我々の部門の人間にとっては大きな長所に
なるのではないだろうか?と言う事です。そういう点で気持ちを大きく持てた私は、それ以後積極的に英語に
取り組める様になったのです。お陰で数少ないITの世界で通訳・翻訳が出来る人間として重宝されています。



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